2024年8月14日南海トラフ地震、未来人の予言は的中するのか?真相に迫る

2024年8月8日に宮崎県で最大震度6弱を観測するM7.1の地震が発生し、気象庁が初めて南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表したことで、6年前にSNSに投稿された「2024年8月14日に南海トラフ地震が起こる」という未来人を名乗る人物の予言が再び注目を集めています。しかし、この予言に科学的根拠はあるのでしょうか。真相を探ってみましょう。

 

2024年8月14日南海トラフ地震、未来人の予言は的中するのか?真相に迫る

気象庁「具体的な日時の地震予知は不可能」とデマ認定

気象庁は、「2024年8月14日に南海トラフ地震が起こる」といった具体的な日時を特定した地震予知について、「現在の科学技術ではできない」とし、このような予言は「デマ情報だ」と明確に否定しています。

地震の発生時期や場所、規模を正確に予測することは現在の科学的知見では極めて困難とされており、過去にも日付を指定した南海トラフ地震の予言は外れています。 専門家でさえ、地震発生の正確な予測は不可能だと考えられているのです。

根拠のない予言に惑わされず、冷静な備えを

SNSでは地震雲や動物の行動などから地震を予知できるという情報も出回っていますが、気象庁はこれらについても科学的根拠がないと説明しています。

専門家は「災害時にはデマは必ず広がる」と指摘し、根拠のない予言に惑わされることなく、日頃からの備えや適切な防災対策を取ることが重要だと呼びかけています。

南海トラフ地震への警戒は怠らずに

一方で、気象庁は8月8日の地震を受けて南海トラフ地震の発生リスクが高まっていると警告しており、想定震源域での警戒は怠れません。

前回の昭和東南海地震・南海地震から約80年が経過し、南海トラフ地震はいつ起きてもおかしくない状況です。巨大地震が発生すれば甚大な被害が予想されるだけに、行政の呼びかけに応じて防災対策の再確認を行うことが肝要でしょう。

 

南海トラフ地震 未来人 誰

 

南海トラフ地震に関して予言をしている主な未来人は以下の2人です。

 

未来人LLY


- 2018年1月4日に「2024年8月14日に南海トラフ地震が起こる」と予言した
- 自身は2052年から来たと主張している
- 2023年生まれで、1歳の時に南海トラフ地震に遭ったと述べている
- 高知県が最も被害が大きいと予言
- 他にも北朝鮮の消滅やアップル社の倒産など様々な予言をしているが、科学的根拠に乏しくガセ情報の可能性が高い

 

未来人YJ


- 2075年から来たとされる人物
- 2024年8月に南海トラフ地震が発生すると具体的な日付とともに予言
- インターネット上で数々の未来予言を行っている謎の存在
- 本当に未来人かどうかは不明だが、発言がSNSで拡散され注目を集めている

ただし、気象庁は具体的な日時を特定した地震予知は現在の科学技術では不可能だとし、このような予言はデマ情報だと明確に否定しています。過去にも日付を指定した南海トラフ地震の予言は外れており、専門家でも正確な地震予測は難しいとされています。

根拠のない予言に惑わされることなく、日頃からの備えや適切な防災対策を取ることが重要だと専門家は呼びかけています。

 

まとめ

2024年8月14日の南海トラフ地震を予言する6年前の投稿は、科学的根拠のないデマ情報だと気象庁は断言しています。未来人の予言を鵜呑みにするのではなく、南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないという前提で備えを怠らないことが何より大切だと言えるでしょう。